品質保証施設認定
当院検査部が「品質保証施設認定」を取得しました!
このたび、当院検査部は、日本臨床衛生検査技師会(日臨技)が実施する「品質保証施設認定制度」において、認定を取得しました(臨床化学・免疫・血液・一般・輸血の5部門)。
〇品質保証とは?
検査結果は、診断・治療方針を左右する大切な医療情報の1つです。その検査が
「正確に行われているか」「再現性があるか」「ミスがないように管理されているか」を日々点検・改善していく取り組みが「品質保証」です。
この認定は、正確で信頼性の高い臨床検査を継続的に提供できる体制が整っている施設に対して与えられるもので、全国でも限られた施設しか取得していない信頼の証です。
(岡山県では16施設 ※2024年現在)
多くの方にとって、「検査室から正しい結果が返ってくるのは当たり前」と思われているかもしれません。実は、その「当たり前」は、検査技師一人ひとりの努力と、緻密な品質管理の積み重ねによって支えられているものなのです。
〇認定取得までの取り組み
今回の認定取得にあたり、検査部では以下のような体制を整えてきました。
・外部精度管理(全国共通の模擬検査)への継続的な参加と良好な成績の維持
・検査手順書、業務マニュアルの見直しと整備
・定期的な教育、研修、内部監査の実施
・トラブル発生時の対応記録と是正・再発防止の徹底 など
こうした取り組みが評価され、「正確で信頼性のある検査を安定して提供できる施設」として認定されました。
〇認定取得はゴールではなくスタート
この認定は、検査室の信頼性を第三者が客観的に保証する証であり、検査データをより安心して活用いただけるものです。
今後このような品質保証の取り組みや認定実績は、検査技師という職種への認知度を高めるとともに、制度的にも評価され、診療報酬や施設基準等に反映される可能性も期待されています。
〇支えてくれる職員の皆様へ
検査部一同は今後も、診療の「縁の下の力持ち」として、正確で信頼される検査を提供してまいります。本認定取得を機に、検査技師の業務とその重要性についてより多くの職員の皆様にご理解いただけたらと思います。
今後とも、ご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。